【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

「英語が話せるようになりたい」
「でも、教室に行く時間はないし、留学する余裕もない」

独学で英語を身につけたい大人の方は、きっとこのように考えていることでしょう。

そこでこの記事では、英会話がほとんどできない方が、駅前の英会話教室に通い詰めたり留学したりすることなく、自学習で英会話を身につけるための手順をご紹介します。前に学習をしたけれど挫折してしまった……という方も、ぜひ再チャレンジのためにご参考ください。

なお、英会話だけでなく、リーディングやライティングも含めた英語全般のスキルを身につけたいと考えている方は、下記で詳しくご紹介しているので、よければそちらをご覧ください。

①独学で失敗しないためのポイントをおさえよう

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

大人の方が独学で英語を身につけたいと思ったら、まずは失敗しないためのポイントをおさえることが大切です。どうして今まで話せなかったんだろう……そんな疑問を解消しておけば、モチベーションが下がりにくくなり、学習が続きやすくなります。

ありがちな失敗例

まず、どんな失敗例があるのかから確認しましょう。ここでは、ありがちなふたつの例をご紹介します。

例1・学習前に意欲が燃え尽きてしまう

大人の方が独学で失敗してしまうパターンに、実際に学習する前に意欲が低下することがあげられます。たとえば英語学習と聞くと、英語の本を使って学ぶことが思いつきますよね。どんな本がおすすめなのか、どんなテキストなら英語が身につくのかと考えながら探す人は多いでしょう。

ところが今は、いろんな本がいろんな出版社から刊行されています。自分にぴったりなテキストを探すのにもひと苦労です。そのため、おすすめの本を見つけて購入すると、何か達成感のようなものを覚えてしまい、それで満足してしまうという落とし穴にはまる人が少なくありません。

これは英語の本だけでなく、アプリや英会話教室にも同じことが言えます。もちろん、購入したり入会したりしただけでは話せることは一切ありません。ですが、失敗したという人の話を聞くと、このパターンに当てはまる人が驚くほど多くいます。

例2・モチベーションが保てず挫折してしまう

もうひとつ、よくある失敗パターンとして、せっかく学習を始めたにもかかわらず、途中で挫折してしまうことがあります。最初はやる気に溢れていたのに、何かをきっかけに、突然エンジンが切れたようにやめてしまった……。この記事を読んでいる人の中には、もしかしたら思い当たる人もいるかもしれません。

失敗しないためには何をすればいい?

では、どうすればこのような失敗を避けられるのでしょうか。解決方法は人によって千差万別ですが、独学で英語を身につけようとしている大人の方に比較的有効なものとして、以下のふたつがあります。

解決法1・何をもって英会話ができると言えるのか知る

英会話ができるようになりたいと考えたときは、同時に何をもって英会話ができると言えるのか知ることが大切です。英会話ができるとは、豊富なボキャブラリーを覚えることでも難解な文法を自由自在に操れるようになることではありません。相手の話すことが聞き取れて、相手に自分の伝えたいことが伝えられる。これが英会話ができるようになる基本にして奥義です。

英会話を学習したいとなっても、何から始めたらいいのかわからないとなるのは、これがはっきりしていないからです。そのため、多くの人がとにかく英語の本を買ってこよう、とにかく英会話教室に行こうとなる。ただ英語学習というものが曖昧なままなので、その目的を達成するとどこか英語勉強したような感覚になってしまう。これが、学習前に燃え尽きるひとつの要因です。

解決法2・学習を続けられる環境や自分なりのやり方を見つける

独学をしたいと考えている大人の方は、何を学習するかよりも、どこでどう学習するかに重点を置くほうが大事になってきます。というのも、たとえば「はい、じゃあみなさん!これから毎日5時間、英語勉強のための時間を確保してくださいね!」と言われても、難しい人がほとんどではないでしょうか。

朝から夕方まで仕事をしていて、夜遅くにまでのときもある。子どもがいるから、何かとやることがある。そのような人が大半だと思います。

ただ、英語学習は続けることが一番大事です。無理に毎日長時間する必要はありません。1日30分でもいいから毎日毎日英語に触れる。これだけで随分変わります。私たちは日本語に毎日触れて、ここまで日本語が話せるようになりました。それと同じです。

ですので勉強を始める前に、日々の生活の中で、少しでもいいから学習できるタイミングを見つけておいてください。「なんとかなるだろう」では、なんとかなりません。人はすぐに自分を甘やかそうとするので、「自分はここのタイミングでしか勉強できないから、今サボったらアウト」ということをはっきり自分に知らしめておく必要があります。

②話す力と聞く力を鍛えるために必要な知識を身につけよう

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

英会話ができるとは、相手の話すことが聞き取れて、相手に自分の伝えたいことが伝えられることだとお話しました。そうなれば独学で何をすればいいか、はっきり見えてくるでしょう。英語独学の第一歩は、聞く力(リスニング)と話す力(スピーキング)を磨くことです。

そこで、まずは話す力と聞く力を鍛えるのに必要な知識を5つご紹介します。

・音と音の接続
・消える音の法則
・英語特有の強弱のつけ方
・想像と違う発音
・文法知識

ひとつずつ説明していきます。

音と音の接続

これは英文の中で多く見られるものです。普段何気なく聞いている英文もちょっとリスニングになっただけで聞き取れなくなってしまう人は、まずここに気をつけてみましょう。

例を挙げると、「Could you speak Japanese?」という文章があるとします。これは、文頭の「Could」と「you」がくっつくことで、「クジュー」という濁った発音になります。

また、「in front of」は「t」と「o」がくっつくことで、「インフロントブ」という発音になります。これは、インフロントオブとしっかり発音をせずに、後半で音と音が繋がっていることに注意しましょう。

ちなみにこの音と音が繋がる現象は、リンキングと呼ばれています。以下の記事でも詳しく取り扱っているので、よければ一緒に参考にしてください。

消える音の法則

学生時代に受験で英語を使ったことがある人ならば、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。英語のリスニングがあまり得意でないという人ほど、英語の「消える音」を理解できていない方が多いでしょう。

たとえば、ネイティブスピーカーの中には「when he is」という英文があるときに、「ウェンヒーイズ」ではなく、「ウェニーズ」とheのhを抜かして発音することがあります。

この音が消える現象は、上述のリンキングに対してリダクションと呼ばれています。よければ、以下の記事もお読みください。

英語特有の強弱のつけ方

これも、日本語にはないような特徴なので初学者には理解が難しいかもしれません。特に、理論立てて法則があるわけではありませんが、英語には特有の強弱のつけ方があります。たとえば、感嘆文の「What a wonderful world!」という文章ですが、喜びの感情が乗っかると崩れた発音になることが時折あります。

想像と違う発音

英語には、自分の思い描いていたものと違う発音をすることがあるワードがあります。そのため、知っている単語なのに聞き取れないという事態が生じます。

その中でも、特に注意したいのが以下のふたつです。

・Can’t
・Why

これらは、英会話の中で出現頻度が高いのにもかかわらず、聞き取りにくいという厄介な英語です。

ひとつ目の、「Can’t」は「キャント」と読みがちですが、「カーント」「カント」と発音されることもあります。ふたつ目の「why」は、「ホワイ」ではなく「ワイ」と小さく発音されることのほうが一般的です。

この知識を知っておかないと、いつもと知らない英語が聞こえた時点で、耳がパニックになってしまい、その後の音声も聞き漏らすという事態になってしまいます。特にwhyの場合は、文頭に来ることが多い単語なので、しっかり押さえておきたい英単語です。

文法知識

これは、英語が聞き取れなかったときの対処法です。「文法知識」を生かすことで、聞き取れなかった場合でもなんとか英文を補完できることがあります。

たとえば、「It XX a pen」という文章があり、XXの部分が聞き取れなかったとします。このとき、Itのあとにはisが来るという知識があれば、「It is a pan」という文章に頭の中で組み替えることができますね。このように、ある程度の「文法知識」や「イディオム」の知識を持っておくことで、万が一聞き漏らしたときでも頭の中で文章の補完ができます。英語の聞き取りだからといって、文法をおろそかにしないのが重要と言えるでしょう。

③話す力と聞く力を徹底的に鍛えよう

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

必要な知識を理解したら、いよいよ本格的にトレーニングを始めていきましょう。

繰り返し英語を聞いて意味を確認

英語と日本語には、上記でご紹介したように決定的な違いがいくつかあります。そのためには、まずは、とにかく英語を聞くことが大事です。もちろん、ただ聞き流すのではなく、「これは何を言っているのだろう」と考えながら聞いてみましょう。

区切りのいいところまで聞いたら、一度日本語の意味を確認します。そしたらもう一回聞いて、また確認。これを繰り返せば、「なるほど。これは、大体こんな感じのことを言っているんだな」というのがわかってきます。

極意は発音練習にあり

英語を聞き取るためには、英語を「聞く」だけでは不十分です。今、紹介した繰り返し英語を聞く方法は、あくまでリスニング力の強化のための準備。英語は自ら能動的に「話す」ことで、「聞く」力も実践レベルになります。

具体的な練習方法は、まずCDなどの音声が付属した一冊の問題集を用意します。次に、それを流しながらシャドーイングをします。

シャドーイングとは、英語音声を聴きながら、耳に流れてきた音声の後ろを追いかけるように発音を行う勉強方法です。これによって、意外と英語の発音や英語特有の癖などをより深く理解でき、結果的に英語が徐々に聞き取れるようになります。

ちなみに、シャドーイングは、声を出さずに口パクで発音練習をすることにも効果があります。可能なかぎり出すほうが望ましいですが、もし常に周りに人がいて声を出せない状況なら試してみてください。

おすすめ!シャドーイング参考書3選

ここで、シャドーイングの練習におすすめな参考書を、3冊ご紹介します。

・速読英単語 必修編

Amazon売れ筋ランキングの「英語の発音」で1位の本です。CDが付属しているため、シャドーイングを行うことが可能。単語力に不安がある方も、この本を仕上げることで基礎レベルの単語を身につけられます。

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・12週間で「話せる」が実感できる魔法のなりきり英語音読

Amazon売れ筋ランキングの「トラベル英会話」で1位の本です。各セットごとにサマー・レイン先生の解説動画(YouTube)が用意されているので、英会話教室に通っているかのような環境で学べます。

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・英会話ペラペラビジネス100

Amazon売れ筋ランキングの「ビジネス英会話」で1位の本です。ビジネスで使える会話表現がまとまっているので、繰り返しこの本を使って発音練習をすれば、難解だと思っていたビジネス英語も徐々に聞き取れるようになるでしょう。

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フォニックスを身につける

発音を鍛えるには、とにかく正しい発音を知って口に出すのが鍵です。そのためには、フォニックスを身につけるのもおすすめです。

フォニックスは、ネイティブの子どもたちが発音を学ぶときに教わる学習方法で、これを理解すれば綴りをみただけで正しい発音がわかります。つまり自分が作成した文章を、ネイティブらしい発音でできるようになるのです。

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英語の本で独学するときの注意点

聞く力や話す力を独学で鍛えるとき、英語の本を使って学ぶのが一般的です。最近のテキストはCDが付いているのがほとんどで、正しい発音を繰り返し聞けますし、真似して発音することを前提に作られているものもあります。

ただ、英語の本は、あくまでリスニングとスピーキングを磨くためのサポーターです。自分にぴったりなテキストを選んだり、その本に書かれている内容をマスターしたりするのが目標ではないことに注意しましょう。

以下の記事では、英語を勉強するときにまず手に取りたい本を、目的別にご紹介しています。本当は自分で中身を見てじっくり吟味するのが大事ですが、「テキスト選びに疲れてしまった」「選ぶ時間が本当にない」という英語初心者の方や、テキスト選びの注意点を知りたい方は参考にしてください。

④実際に英会話をしてみよう

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

聞く力や話す力のある程度磨いたら、実際に英会話に挑戦してみましょう。自分の身につけた表現方法や発音が相手に伝わるのか、相手が言うことをきちんと聞き取れるようになっているのか、それは実際に会話してみないとわかりません(この意味だと、完全独学でマスターするのは難しいと言えます)。

大人の方に適しているのはオンライン英会話

英会話の相手となってくれる人を探すときは、オンライン英会話がおすすめです。オンライン英会話は、英会話教室より利用時間が柔軟(24時間対応のところもある)で、留学するよりもはるかに安く済みます(月額数千円程度)。

オンライン英会話も、英語教材と同様にいろんなものがありますが、中でも『DMM英会話』『ネイティブキャンプ』は人気です。どのような講座なのかは、下記で詳しく説明しているので、よければ参考にしてください。

オンライン英会話は、もちろん授業を受けるだけでも十分なトレーニングになります。ですが、レッスン前にどんなことを話そうか考えて英語の文章を書いてみたり、レッスン後にうまく表現できなかったことなどを記録したりすると、より効果的です。1か月も経たないうちに、自分で自分の劇的な変化にきっと驚くと思います。

英会話に挑戦するタイミング

オンライン英会話に挑戦するタイミングは、自己紹介を英語でスムーズに言えるようになったときがいいでしょう。なぜならオンライン英会話で相手をしてくれる講師は、「はじめまして」の人がほとんどだからです。レッスンの最初に必ずと言っていいほど自己紹介が求められるので、ある程度口から出せるようになっておけば、過度に緊張することもなくなります。

まとめ

【英語独学】知識ほぼゼロの大人が「話せる!」となるための基本手順

本文でも紹介したように、英語を身につけるのに必要なのはモチベーションです。そういった意味で言えば、大人の方のほうが、学生よりも英語が話せる位置にいると思います。独学で英語を身につけようという気持ちほど、モチベーションの高さが現れているものはありません。

なので、あとはモチベーションの高さを保つための仕組みを作るだけなのです。失敗しないポイントをおさえ、聞く力と話す力を徹底的に鍛えたら実際の英会話に挑戦するという今回ご紹介した手順は、まさにそのひとつと言えるでしょう。読者の中に、英語独学に対する不安や心配事が、少しでも消えた方がいることを願っています。

なお、冒頭でもご紹介しましたが、リーディングやライティングも含めた英語全般のスキルを勉強する方法については、下記で詳しくご紹介しています。話せるようになるだけでなく、スラスラと英語の文章を書きたい方などは、ぜひこちらもご覧になっていただければと思います。

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