Twitterでも英語学習ができる!インプットやアウトプットに効果的な使い方を解説

Twitterでも英語学習ができる!インプットやアウトプットに効果的な使い方を解説

皆さんはさまざまな英語学習方法について調べ、日々実践していらっしゃるかと思いますが、Twitterは使っていらっしゃいますか?

「使っているけど興味のあるアカウントをつらつら眺めるだけ…」という方がほとんどではないかと思います。しかし、英語学習者にとってはTwitterの有効利用を見過ごすのはもったいないです。

Twitterなんかで英語の実力がつくの?と疑うかもしれませんが、むしろTwitterは英語を学ぶための情報が満載。もしTwitterをやったことがないなどという人はこれを機にぜひ始めてみましょう。

今回はTwitterを英語学習に活かす方法を特集します。毎日Twitterを見る時間を英語学習にも使えれば、ますます英語スキルの上達に繋がりますよ。

Twitterで英語学習をするメリットとは

Twitterで英語学習をするメリットとは

スマホやタブレットの普及で場所や時間を選ばずネットにアクセスできるようになり、それに伴いSNSを利用している人の数も相当なものになりました。アカウントを作って発信せず見る専門という人も含めれば、かなりの数の人がTwitterやFacebook・Instagaramなどを利用している時代です。

今さら説明するまでもありませんが、Twitterは140文字以内で自由に情報を発信できるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)のひとつ。世界中のひとたちが様々なことをつぶやき、膨大な量の情報を発信しています。

その中でも一番多いのが英語によるツイート。英語を使う人の数が一番多いので当然といえば当然ですが、これだけたくさんの英語が無料で見られるのですから、英語学習に活かさない手はありません。

具体的にTwitterをどう英語学習に活かすのかピンと来ていない人のために、まずはTwitterを英語学習に利用するメリットについてご説明します。

メリット①日常生活で自然に英語に触れる機会が増える

TwitterのようなSNSは、ほぼ毎日開くという人がほとんどだと思います。電車での移動中や仕事の休憩時間など、スキマ時間に見るという人が多いでしょう。そのSNSを見る時間を、英語学習する時間に変えるのです。

Twitterに英語の文章が流れてくるようになれば、嫌でも英語を目にすることになります。もちろん読まずに流してしまっては効果はありませんが、英語が得意になりたいと思って勉強している人なら、そこまで英語を見るのが嫌いではないはず(中には嫌だけど仕事で使うからどうしても勉強しなきゃ…なんていう人もいるかもですが)。

もちろんTwitterを見ているだけで英語ができるようになるわけではなく、英語の基礎は別にきちんと勉強する必要があるのは変わらないのですが、ポイントは英語に、より慣れること。日常的に英語を目にすることは、リーディング能力の向上だけでなく後々に英語でものを考えることができる英語脳を作るのに役立ちます。

まあ単純に、英語を読む機会が少ないより多い方がいいのは明白ですよね。

メリット②文字数制限があるので読みやすい

Twitterには140文字の文字数制限があるため、人はその範囲内で伝えたいことを伝えようとします。そのためできるだけ簡略に、物事の重要な部分を簡潔に書いていることが多いため理解しやすいのです。特に英語学習者にとって140文字というのは「ちょうどいい長さ」であるといえます。

メリット③無料であること

これも今さら言うまでもないことですが、無料で見られるというのもTwitterのメリットです。英語教材を購入したり、オンライン英会話に参加したりなど英語の学習には基本お金がかかるものですが、Twitterなら無料で、しかも非常に多くのネイティブの英語によるつぶやきを見ることができます。

メリット④情報がフレッシュであること

日本語でTwitterを見ていても分かると思いますが、多くのツイートは「今話題になっていること」「最近の事情・情勢」について触れられています。流れてくる情報にフレッシュなものが多いわけですが、同時にそれが英語によるツイートであれば今現在まさにネイティブが使っている最新の英語に触れることができるというメリットもあります。

日本語もそうであるように、言葉は生き物ですから変化します。流行り言葉やスラングなどは特にそうです。英語においても、「間違ってはいないけど今どきそんな言い方をする人はめったにいない」という言い回しも存在します。その点、Twitterで流れてくる英語はネイティブが日常的に使っている生の最新英語の可能性が高いと言えるでしょう。

メリット⑤同じ英語学習者やネイティブの人々と交流できる

Twitter上では英語学習者たちのアカウントも多く存在します。それらのアカウントからは最新の英語学習に関する情報やTIPSがフレッシュな情報として流れてきます。また英語学習に関して自分と同じようなことで悩んでいる人たちも大勢発見できることでしょう。そういった人たちとリプライで話したりすると「同じように頑張っている人がいるんだな」とモチベーションに繋がります。

この「英語学習の仲間を作る」というのは、Twitterを英語学習に利用するのをおすすめする大きな理由のひとつですね。

また英語圏の人でも日本人と話したいと思っている人も大勢います。そういった人たちと交流できるのもTwitterの良いところです。相手と楽しく交流したいと思えば英語学習にも力が入りますし、相手へリプライを送ったりするときに単語や文法などを調べればそれ自体が良い英語の勉強となります。

このように、読むだけではなくアウトプットもできるというのもTwitterを英語学習に利用する大きなメリットのひとつです。

英語学習におけるTwitterの効果的な使い方とは

英語学習におけるTwitterの効果的な使い方とは

Twitterを英語学習に使うメリットを説明してきましたが、冒頭でも述べたようにただ何となくタイムラインに流れてくるのを流し読みするのでは意味がありません。Twitterをより効果的に利用する方法についても解説しましょう。

英語専用アカウントを作る

なんといってもおすすめは、別で英語専用アカウントを作るということです。日本語と混じっていてはつい日本語の方ばかり見てしまったりする恐れがありますが、英語専用のアカウントなら流れてくるのはほぼ全て英語。嫌でも英語を見ることになります。

アカウントをもうひとつ作るのはGmailなどでアドレスを取得すれば簡単にできますし、アプリによってはアカウントを簡単に切り替えられるものもあります。探してみれば方法はすぐに分かるので試してみてください。

また、別アカウントを作るのがどうしても面倒くさいという人はTwitterのリスト機能を使うという手もあります。フォローしたアカウントの中から表示したいものだけをリストに入れれば、リストを表示したときにそのアカウントのツイートしか見えなくなるのでこちらの方法もおすすめです。

英語学習に役立つアカウントをフォローする

ではそのアカウントで何をフォローするかといえば、先ほど説明した英語学習者たちのアカウントや英語学習系のボットアカウントもいいですし、好きなアーティストやスポーツ選手・有名人(セレブ)、あるいは好き嫌いはともかくとして政治家のアカウントなども話題性としてはいいでしょう。

おすすめはニュースサイトのアカウントです。ニューヨークタイムズやBBCなど大手のアカウントをフォローすれば、世界情勢についても知ることができます。書いてあることの意味が分からないこともあるかもしれませんが、そこは慣れです。また、やはりTwitterとは別に基本的な英語学習はする必要性があるということでもあります。

注意点としては、あまりにも多くのアカウントをフォローしてしまうとタイムラインを追うだけで精一杯となり、やはり流し読みになってしまう危険性があるということです。もし多すぎて読むのがつらいなと感じたら、必要最低限なアカウントだけに絞るのも手です。

好きなジャンルに絞ってフォローするのもおすすめ

そうは言っても大して興味のないニュースやセレブの日常的なつぶやきなどばかりだと飽きてきて、やはりモチベーションの低下に繋がる恐れはあるでしょう。そこでおすすめなのが、興味のあるジャンルに絞ってフォローすることです。

例えばプロレスが好きだったとすればプロレス関係のアカウントやファンのアカウントをフォローします。海外のプロレス団体にあまり興味がなくても、日本のプロレスに興味がある海外のネイティブもたくさんいるので、英語で書かれたつぶやきも多く目にすることができます。

そこでもし海外のファンとの交流が生まれれば、昔でいう文通ではないですが文によるコミュニケーションの場ができることになります。好きなジャンルのことだけに楽しくできますし、同じ趣味の人と語り合いたいと思えば「どう言えばいいかな」と参考書や辞書を引くのもそれほど苦にならずできるはずです。

音楽などもいいですね。最近ではBABYMETALなど日本発で世界的に売れているアーティストもいますから、海外のファンもたくさんいます。特にそういった人たちは日本のことを知りたがっている人も多いですから仲良くなりやすいですし、向こうからの質問に答えることは良い英語の勉強となります。

「日本には侍がいるのか?」なんて今でも聞かれることがあるそうですから、そのときはちゃんと教えてあげてくださいね。

仲良くなった人にオンラインで無料で英語を教えてもらえるようになった(こちらも代わりに日本語を教える)とか、実際に会ったりすることもあるようです。外国人の友達が欲しい人にもいいかもしれませんね。

ハッシュタグを利用する

Twitterにはハッシュタグがありますが、トレンド欄を見ると今話題のハッシュタグが並んでいるのが分かると思います。日本語でTwitterを使っていれば当然のように日本語のトレンドが出てきますが、トレンドの設定を英語もしくは国を英語圏に変えるとトレンドを英語にすることができます。

メリットは、今人気の話題が英語でなんと言うのかすぐに分かることです。ネイティブとリプライでやり取りしたり、オンライン英会話でレッスンを受けるときもトレンドを知っていれば話題作りがしやすいですね。

また自分で英語のツイートをアウトプットするときも、英語学習に関するハッシュタグを付けてツイートすれば同じような英語学習者の仲間に見つけてもらいやすくなります。

学習の進捗状況をメモする

Twitterをメモ代わりにしてしまう方法もあります。その日の英語学習の進捗状況などをツイートしておくと、後から見直すことができますし、英語学習の仲間にも刺激を与えることができるかもしれません。

まとめ

まとめ

Twitterの英語学習への利用について解説してきましたが、メリットがお分かりになっていただけましたでしょうか?とにかくおすすめなのは、同じ英語学習の仲間を作ること。教室に通わなくても仲間がいるというのはモチベーション維持に繋がりますからね。

またTwitterには色々な人がいるので、英語翻訳を仕事としている人など普段の環境では関われないような人とコミニュケーションを図ることもできます。沢山のチャンスが転がっている場所といってもいいでしょう。

とりあえず何でもいいので日々英語でつぶやくようにすれば、多少文法などが間違っていても興味を持ってリプライをくれる人がいたり、間違いを教えてくれる人もいます。日本人に足りないアウトプットの機会としてはとても有効なのです。

日常生活に英語モードでいる時間を増やせば、あなたの英語力は確実にアップしていくでしょう。

ですがそもそも、英語で書かれたツイートの意味が全く分からない…となってしまっては有効に活用する以前の問題です。英語ツイートがほぼ読めないというレベルの人は、まずは中学英語をマスターするところからスタートしてみてくださいね。

BRIT編集部
【この記事を書いた人】BRIT編集部 大人のための英会話の勉強方法や話題の英語教材をご紹介しています。
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