英語の構文は覚えたほうがいい?メリットと効率的な覚え方について徹底解説!

英語の構文は覚えたほうがいい?メリットと効率的な覚え方について徹底解説!

今回は英語の構文についてです。英語の構文については覚えたほうがいいという声が圧倒的です。英語学習者の皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

例えば「it is ~ for(人)to do」といったものが、いわゆる構文にあたります。「it’s + 形容詞とあったら、to doが来る」というような、英語のつくりを表すものです。

ところでこの「構文」、実際問題どういうものかって正確に把握してますか?文法とは違うのか、違うとしたらどう違うのか?いざ問われるとはっきり答えられない人もいるのではないでしょうか。

というわけで今回は英語の構文と文法の違いや覚えることのメリット、効果的な学習方法などについて考えていきたいと思います。

英語の構文の基本概念

英語の構文の基本概念

まずは英語の構文とは何ぞやというところからです。簡単に言うと、構文とは「文の組み立て方」のこと。文章の決まった型・文の構造をまとめたもの・基本的なパターンを使った定型文と言ってもいいかもしれません。文章の組み立て方のルールを例として文章で示して分かりやすくしているため、英語で文章を作るうえでのフレームワークとも言うことができます。

構文と文法の違いは?

多くの人が良く分かっていなかったり誤解しているのが「構文と文法の違い」です。構文(structure)の定義は上で説明した通りですが、それでは文法(grammar)の定義はというと「英語という言語を構成するルールのこと」です。文法の方が英語の根本的なルールであり、構文は文法の一部。文法の方がより大きく広い英語のルールだと覚えておきましょう。

もう少し分かりやすく日本語を例として説明すると、「昨日友だちから借りたDVDを観た」という文を見たとき文法的には間違っている気はしないですよね。ですが、これでは「DVDを見たのが昨日」なのか「借りたのが昨日」なのか分かりづらいですよね。

そういった誤解を避けるために日本語では「昨日、友だちから借りたDVDを観た」「友だちから借りたDVDを昨日観た」のように動詞の近くに「きのう」という時制を置いたり、適切な場所に読点を打ったりすることによって分かりやすくします。このようなルールが構文だと思うと分かりやすいと思います。

上記では分かりやすいように日本語の例を出しましたが、英語の場合でも同様に構文を学ぶことで、より伝わる英語を学べる=リーディング・ライティング・スピーキングなどに役立つというわけですね。

構文と熟語の違いは?

熟語の定義は、複数の英単語で構成されて、その英単語の組み合わせで特定の意味をなすものということになります。

例えば次のようなものが熟語の例です。

look for ~ ~を探す
look at ~ ~を見る
come across ~ ~に偶然出会う
get better 良くなる
pick on ~ ~をいじめる
get up 起きる

具体的な構文の例は?

少し混乱してきた人のために、構文の例を示しておきます。どれも入試などでは頻出の有名なものです。

be contrary to ~ ~に反している
A is to B what C is to D. AとBの関係はCとDの関係と同じだ
be sick of ~ ~にうんざりしている
get better 良くなる
blame … for ~ ~の責任は…にあるとする
carry ~ out ~を実行する
divide … into ~ …を~に分割する
get to ~ ~に到着する
go through ~ ~を経験する
hear from ~ ~から便りを受け取る
hear of ~ ~のうわさを耳にする
in contrast to ~ ~とは対照的に
It was not until ~ that S + V … ~して初めてSはVした。
keep ~ in mind ~を覚えておく
know better than to V Vなどしないという分別がある

「こんなの暗記しなきゃいけないの?やっぱり面倒くさい…」と思うなかれ、構文を覚えておくメリットのひとつは素早くアウトプットできるようになること。

上の方でも「より伝わる英語になる」と書きましたが、それにも関連して伝えたいことがパっと出てくるようになれば、試験などだけでなく実際の会話でも大いに役立ちます。

しかし、英語の全ての構文を覚えるというのはなかなか現実的ではありません。それでは、効果的に構文を理解するためにはどういった勉強法がよいのかについて見ていきましょう。

英語構文を理解するための基礎的な学習方法とは

英語構文を理解するための基礎的な学習方法とは

それでは、英語の構文を理解するための学習方法について説明します。やみくもに構文の暗記本を買ってきて何も考えず取り掛かる前に、これから説明することを理解しておきましょう。

英語の基礎(中学英語)を身につける

英語の構文を理解するためには、まず基礎的な英語の知識を身につける必要があります。単純に構文の例を暗記するだけでも役に立たないことはないのですが、やはり基礎スキルがあってこそ構文を覚えるメリットも十二分に発揮されるというものです。

構文の話に限らず、早い段階で英単語・英熟語・文法などの基本をマスターすることはその後の勉強の成果に大きく影響してきます。英語の基礎を固める重要さについては下記記事を参照してください。

SVOCを理解する

次に重要なのがSVOCを理解することです。ここがまず構文の学習の第一歩と言えます。中学や高校で習った基本の5文型がそれにあたります。混同している人も多いと思いますが、これは構文の前の文法の話です。

  • 【第1文型】主語(S)+完全自動詞(V)
  • 【第2文型】主語(S)+不完全自動詞(V)+補語(C)
  • 【第3文型】主語(S)+完全他動詞(V)+目的語(O)
  • 【第4文型】主語(S)+完全他動詞(V)+間接目的語(O)+直接目的語(O)
  • 【第5文型】主語(S)+不完全他動詞(V)+目的語(O)+補語(C)

忘れていた人も思い出しましたか?中には嫌な気分になってそっとブラウザを閉じそうになった人もいるかもしれませんね。

わかります。こういった勉強は英語学習の中でも楽しいものではないですよね。

しかし、一度理解してしまえば深く考えずともスッと入ってくるようになりますから、ここは頑張りましょう。たった5つと思えばあとは応用でなんとかなります。5文型については下記記事で解説しているのでここでは省略します。

句と節があることを理解する

英語には句や節など、複数の語からなる「意味のまとまり」があります。これを理解しておくと構文もより理解しやすくなります。

いちおう概念を説明しておくと、

  • 句:その内部に主語(S)、動詞(V)を持たないもの
  • 節:その内部に主語(S)、動詞(V)をもつもの

ということになります。これだけでは何のことやら分かりづらいと思いますが、要は英文を解体して理解するということです。

I found the cake made by my mother.
下線の部分はSVが含まれていないので句になります。

I saw the man who I talked with during the meeting.
こちらの下線の部分は、SVが含まれているので節になります。

あまり深く考えるとドツボにはまる恐れがあるので、キー!と投げ出さす単純に「SVのないもが句、あるものが節」とおぼえておきましょう。今ピンとこなくとも、文章を「かたまりごとに」理解するうえであとあと非常に役に立ちます。

構文を覚えるメリットとは

構文を覚えるメリットとは

ここまで読んでいただいた方の中には、「構文なんて覚えなくても文法をきちんと理解していれば必要ないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃることと思います。それに関してはYESでもありNOでもあると言えます。確かに文法を完璧に理解している・もしくは考えなくても自然に英語が出てくる英語脳を持つ人にとっては必要ないかもしれません。

しかし、我々のように英語を母国語とせず、今まさに学習中の人にとっては効率というのも非常に重要です。長い時間をかけて勉強すれば誰しもある程度英語ができるようになりますが、即効性や効率を考えると構文を覚えることは大きなメリットがあります。

また日本語で例えましょう。すごくトイレに行きたくなったときに「私は今非常に強い尿意を催しています。そのためトイレに行きたいのですが、場所が分かりません。ここから一番近いトイレはどこにありますか?」などと尋ねる人はいないですよね。

おしっこがしたいです。トイレはどこにありますか?」となるとまだ現実的ですが、もっと短縮できますよね。「トイレはどこにありますか?」で済むはずです。もっと単純に「トイレどこ?」でもいいでしょう。

ではもしあなたが外国人に「トイレを探しているときに日本語でなんて尋ねればいい?」と聞かれたらどうしますか?「トイレどこ?でいいし、同じように○○どこ?と聞けばその場所を教えてくれるよ」と教えれば相手にとってはとても役に立ちますよね。

上記はとても単純かつ雑な例ですが、これも一種の構文です。主語が私で目的語がトイレで…などと考える前にスッと出てきますよね。しかもこの一例を覚えておくだけで「駅はどこ?」でも「交番はどこ?」でも応用が効きます。

上記の考え方を発展させたものが構文であると考えれば、役に立つ&応用が効くというメリットが何となくお分かりいただけるのではないでしょうか。もちろん「私は/トイレを/探しています。/トイレの/場所を/教えてください」のように解体して理解するトレーニングも必要ですが、構文を覚えておけば試験であれ実際のやり取りであれすぐにアウトプットできる確率が高まるということです。

実際に役立つ!英語構文の例

実際に役立つ!英語構文の

いろいろ理論的な説明などをしてきましたが、やはり実例を見ていただくのが「構文を覚えておくとこんなに役立つんだ!」という理解につながるかと思います。それでは一例を見ていきましょう。

説明するときの構文

It is difficult for me to learn a new language.(新しい言語を学ぶのは私にとって難しいことです)

これを「It is 形容詞 for 人 to 動詞(不定詞)」の構文として「人にとって、~するのは~だ」という意味と覚えておけば、

It is fun for me to listen a music.

のように容易に応用できることが分かるでしょう。

Was it easy for you to go there?(そこに行くのは簡単なことでしたか?)のように、疑問形にすることも割と簡単にできることが分かりますか?

あくまで一例ですが、構文というのはこのように「文法的な知識もさることながら、すぐに使えて応用が効く」というものであることが分かるでしょう。ただし、世の中にある全ての構文を覚えるのは現実的ではないですし非効率です。そのため、良い教材を選んで使用頻度が高い構文を覚えるというのもひとつのポイントとなってくるでしょう。

まとめ

まとめ

英語の構文についての理解は深まりましたか?文法的に深く考えることも英語を身につけるうえで重要ですが、役立つという意味においては構文を覚えることは英語を使いこなす大きな力となります。しかもネイティブが使う「より実践に即した、生きた英語」として英語を使うことができます。

「構文を覚えなければ試験でいい点が取れない」「構文を知らないと英語でうまくコミュニケーションができない」ではなく、「構文を覚えておいたほうが試験でより良い点が取れる」「構文を覚えておいたほうが英語でスムーズにコミュニケーションができる」とポジティブにとらえたほうがモチベーションにも繋がります。

ただひとつ、やみくもに構文を覚えまくれば英語ができるというのはもちろん違います。リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能を磨くうえで、それらを活かすためのひとつの便利な方法としてうまく身につけるのが正解といえるでしょう。

当サイトでは他にも英語学習に関してさまざまな役立つ情報をアップしているので、本記事とあわせて参考にしてみてくださいね。

BRIT編集部
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