5個の中学文法を覚えれば、英語ができない人でも意外と会話表現の幅が広がる

5個の中学文法を覚えれば、英語ができない人でも意外と会話表現の幅が広がる

どうせ英語を話すなら、いろんな表現が使いこなさないといけない……。

でもそのためには、膨大な単語、小難しい文法、洒落た言い回し……そんな数々の知識を暗記しなければいけないと……。

そう思うと、あんなにあったやる気が一気に冷めてしまうのが、英語勉強の難儀なところです。

ですが、実は文法に関しては、これさえ覚えておけば会話表現のほとんどをカバーできる!そんな文法がいくつか存在します。早いうちに応用の効く表現方法を身につけておくと、のちの学習が格段に楽になるので、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう。

覚えておくとかなり便利!会話表現の幅が広がる文法5選

5個の英語文法を覚えれば、できない人でも意外と会話表現の幅が広がる

会話表現を広げる文法、それは中学で習う「過去形」「be動詞」「疑問文」「関係代名詞」「現在完了」の5つです。

文法①「過去形」

過去の状態や動作などを表すときに使われるのが「過去形」を用いた文章です。過去を表す肯定文では、動詞を過去形に変化させて使わなければいけません。

【例】

She used the computer.(彼女はコンピューターを使いました。)

I went shopping.(私は買い物に行きました。)

一般動詞の後ろに -edまたは-dをつく活用の動詞が多いですが、go → went のように全く違う単語になる場合もあります。

過去形は過去の経歴を語るようなシーンでは必ず使われる表現です。

I used to build websites.(前はWebサイトを作っていました。)

“used to”は「過去にしていたけど、現在はしていない」というときに使う表現で、”use”が過去形に変化して”used”となります。

また1秒前でも過去になるので、以下のようなフレーズが英会話で頻出です。

I got it. (了解です。)

”I got it.” は相手の意図を汲み取ってそれ(”it”)を理解した(”got”)という意味で使われます。

文法②「be動詞」

“be”を原形とする“is”、“am”、“are”をbe動詞と呼びます。be動詞は文の述語となり、「~です。」「~います(あります)。」という意味を持つ動詞です。

【例】

He is a student.(彼は学生です。)

My cat is on the sofa.(私のペットの猫はソファの上にいます。)

be動詞は「状態」を示すことができるので、以下のようなフレーズがよく使われます。

I’m starving.(お腹がペコペコです。)

“starving”は「餓死する」という意味の”starve”の動名詞(動詞を名詞にしたもの)です。「今私は餓死しそうな状態 = お腹がペコペコな状態」という意味で使われます。

また頭にbe動詞の原形“be”を持ってきて、命令文を作ることも可能です。

Be quiet.(静かにしなさい。)

こちらは子供が騒いでいるときなどによく使われます。

文法③「疑問文」

疑問文は相手に何かを質問したいときに使う文法です。“do”や“does”を文頭につける“yes / no”で答えられる文と5W1H(Who, When, Where, What, Why, How)を用いた文があります。

【例】

Do you like a dog?(あなたは犬が好きですか?)

What animals do you like?(動物だと何が好きですか?)

疑問を投げかける表現なので英会話では頻出表現です。日常的に以下のようなフレーズがよく使われます。

What do you do ?(あなたの職業は何ですか?)

「職業」を示す単語が出てきていないのになぜこのような意味になるのでしょうか。

一般動詞が原形で使われているときは「習慣」を示します。“do”は「~する」という意味なので、「習慣的に~する」という意味になり、習慣的に行う仕事を尋ねる文になるのです。

文法④「関係代名詞」

関係代名詞は、2つの文を結合する接続詞と代名詞の働きをする名詞として使われます。中学英語に登場する関係代名詞は“who”、“which”、“that” です。

【例】

I have a friend. + The friend lives in China.

→ I have a friend who lives in China.(私には中国に住んでいる友達がいます。)

Mike is a boy. + He has blue eyes.

→ The boy who has blue eyes is Mike.(青い目をした少年はマイクです。)

関係代名詞を使うと文節は長くなってしまいますが、短い修飾であれば2文に分けるよりわかりやすくなるので会話で広く使われます。

文法⑤「現在完了」

現在完了は「主語+have(has)+過去分詞」という形で表現され、継続、経験、完了などの意味があります。

【例】

継続:I have played baseball for three years.(私は野球を3年間続けています。)

経験:I have met him twice. (私は彼に二回会ったことがあります。)

完了:She has already left for Tokyo.(彼女はすでに東京へ向かいました。)

現在完了は日本語にはない時制なので、イメージしづらい表現の代表です。

英会話で現在完了は、

①過去から現在までにまたがる期間に起きている出来事について話すとき
②新しい情報を伝えるとき
③“just”、“already”などを用いるとき

によく使われます。

②新しい情報を伝えるときに当てはまるのは、経験の例文「I have met him twice.」です。

過去形で表現すると「彼といつ会ったか」が重視され、現在完了で表現すると「彼と会ったことがある」という情報が重視されるというニュアンスの違いがあります。

おすすめ!中学英語の文法を勉強するならこの参考書

5個の英語文法を覚えれば、できない人でも意外と会話表現の幅が広がる

中学で学ぶ英語文法は意外と奥が深く、まだまだ学べることが多くあると感じられたのではないでしょうか。文法は今回紹介したもの以外にもたくさんあるので、しっかり学びたいときには参考書がおすすめです。そこで次に、中学英語の文法の復習にぴったりな参考書をご紹介します。

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まとめ

5個の英語文法を覚えれば、できない人でも意外と会話表現の幅が広がる

中学の英語文法は英会話の基礎です。また高校以上で習う難解な表現も、ニュアンスの違いはあれど中学英語で学ぶ文法で言い換えることができます。

「英語を勉強し始めたけど、いまいち身になっている感じがしないなぁ……」という場合、基礎が身についていない可能性があるでしょう。

そんなときはぜひ基礎である中学英語を振り返って、英語という言語の文法をしっかり学んでみてください。基礎をしっかり理解することで、今までバラバラに理解していたものを体系的に捉えられるようになるはずです。

ちなみに、当サイトでは、いくつかの文法勉強方法を紹介しています。実際に学習するときの参考にしていただければ幸いです。

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