英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

英語は何から勉強したらいいんだろう……?

昨今、英語に対する注目が集まる中で、さまざまなテキストや指導サービスなどが登場しています。いざ英語勉強をしようと思っても、何から手をつけていいのかわからないという悩みを持つのも、決して不思議なことではありません。

そのような方におすすめなのが、自分のレベルに合った【難易度】の勉強方法を選ぶことです。自分にとって簡単すぎす難しすぎない勉強方法で学習を始めれば、きちんと英語を本当の意味で理解しながら、やる気も落とさずに勉強が続けられます。やや遠回りのように感じるかもしれませんが、むしろかなり早く、自分が掲げた目標にたどり着けるはずです。

この記事では、巷にある学習法を【初級編】【中級編】【上級編】と難易度別に分けてまとめました(※)。自分のレベルに適した学習法を選択する術としてください。

※人によっては【中級編】に書かれている内容を、【初級編】の段階で取り組めてしまうこともあるでしょう。ですので、ここでの難易度は、あくまで参考程度という形で読み進めていただければと思います。

なお、当サイトでは、学習法を【難易度】ではなく【目的】に分けてご紹介している記事もあります。【目的】がはっきり明確に決まっている方は、よければ下記も参考にしてみてください。

英語勉強【初級編】まずは中学英語から身につけよう!

英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

英語勉強をするにあたっては、まず基礎を固めるために中学英語の学習から始めましょう。どんなに優れた建築技術があったとしても、土台がしっかりしていなければ建物を建てることはできませんよね。それと同じように、優れた講師がいたりサービスがあったりしたとしても、英語の基礎を身につけておかないとレベルアップは難しくなります。

テキストで学習する

中学英語の学習は、書店で販売されているテキストで行うことをおすすめします。英語の知識が少なすぎす多すぎない量でまとめられていて、無駄なく勉強できるからです。以下に、学び直しに必要な学習内容をご紹介しますので、テキスト選びの参考にしてください。

なお、下記でも社会人におすすめの英語教材や英語教材の選び方を紹介しています。

英単語の獲得

中学で学習した英単語は、会話の中でよく使われています。とりわけ日常会話は、そのほとんどが中学の英単語で構成されていると言っていいでしょう。

学習するときは、1冊の単語帳を購入し、繰り返し目を通してインプットをしていくのが一般的です。できれば例文が載っているものを選ぶと、単語がどのようなシーンで使われるのかイメージでき、頭に入りやすくなります。

英文法の理解

英文法の理解は、見落とされがちですが不可欠です。文法は文章の公式のようなものなので、きちんと身につけておけば、今後さまざまな表現をしたいときに役立ちます。こちらも、単語と同様に解説書を1冊購入し、学習を進めるようにしましょう。

リスニングの練習

英語はコミュニケーションツールですので、相手の言っていることを聞き取れる力がなければ始まりません。

リスニング力を鍛えるには、まず耳が英語に慣れる必要があります。英語が収録されているCDを何度も再生し、聴く度に何を言っているのか理解することを意識する、というのが効果的です。ですので、英単語や英文法の書籍とは別に、中学英語レベルの会話が収録されたCDがついているテキストを購入するといいでしょう。

スピーキングの練習

英会話をするためには、スピーキング(話す力)も必要です。英単語や英文法の学習時に利用したテキスト、あるいは新たに発音用のテキストを購入して練習しましょう。

なお、スピーキングのトレーニングには、英文を読みながら発音する音読、音声を一度聞いてそれを真似するリピーティング、英文を見ながら音声に合わせて発音をするオーバーラッピング、英文を見ず聞き取った音声についていくように発音するシャドーイングなどがあります。これらの練習が簡単にできるようなテキストも発売されているので、必要に応じて選ぶのもおすすめです。

英語学習アプリを利用する

基礎固めは、テキストだけでなく英語学習アプリでもすることが可能です。

英語学習アプリの中には、必要な知識を学習できるだけでなく、英語力が試されるテストを用意しているものもあります。取りこぼした知識を習得しつつ、力試しもできるので、【中級編】に行けるかどうか判別する最適なツールとも言えるでしょう。また無料で利用できるものがほとんどなので、気軽に自分と相性のいいものを選べるのも魅力です。

ちなみに、費用は少しかかりますが、『スタディサプリEnglish』もおすすめです。本格的な英会話の授業や会話トレーニングができるので、十分な基礎固めができます。詳しくは以下の記事をご参照ください。

英語勉強【中級編】YouTubeやオンライン英会話で自発的に学習しよう!

英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

【中級編】は、すでに英語の基礎が身についていたり、【初級編】で英語力の底上げをした方向けの勉強方法となります。基本的には、【初級編】のようなテキストの指示に従って勉強するという受け身の姿勢ではなく、積極的な姿勢で取り組むことで初めてスキルアップにつながるものをピックアップしました。

自分はどこが苦手なのか、そのためには何を学べばいいのか。自分を分析して、今自分に必要な勉強が判断できるようになったら、以下に挑戦するといいでしょう。

YouTubeで学習をする

今は、YouTubeで英語の講義をしてくれる方が多くいます。動画というコンテンツを活かし、わかりやすく、かつ楽しく教えてくれるので、いわゆる勉強という感覚がないのが魅力です。

ただ、YouTubeの英語動画は多種多様なため、どれもが自分のニーズに合っているかというと、そうではありません。また、ただYouTube動画を受け身で受けているだけでは、講義の内容があまり身にならない場合もあります。

自分のスキルアップにつなげるためには、【初級編】までである程度基礎を網羅し、足りない部分や強化したい部分を自分で把握してからのほうが効率がいいでしょう。もしそれでもどれを見たらいいのか……と悩む場合は、下記でおすすめのYouTube動画をいくつかピックアップしているので参考にしていただければと思います。

英会話教室に入会する

より実践的な英語力を身につけるためには、実際に会話をすることが必要です。講師と英語でコミュニケーションができる英会話教室には、従来のような通学するタイプのほか、オンラインで授業を受けられるタイプもあります。

オンライン英会話は料金が低めに設定されているところが比較的多いので、費用がそこまでかけられない人は検討するといいでしょう。もちろん、費用が安いからと言って、通学タイプよりも質が劣るわけではありません。やりやすさ、受けやすさを基準に選んでみてください。

TOEICを受けてみる

ここまでで磨いた自分の英語力を試す意味で、TOEICを受けてみるのもおすすめです。自分の今の点数がわかれば、自分の英語がどこまで通用するのか知ることができます。TOEICの点数を新たな目標として設定するのもいいでしょう。

英語勉強【上級編】ワンランク上のテクニックを身につけよう!

【英語勉強】社会人は何からすべき?まずは簡単なことからでOK

【上級編】で紹介するのは、さらに上のレベルの英語を目指したいときにおすすめな勉強方法です。特にビジネスで英語を必要な人、将来海外で仕事をしてみたい人は参考にしてみてください。

英語カフェに行ってみる

英語カフェは、英会話をしながら楽しい時間を過ごしたい場所としてよく利用されています。英語が話せる日本人はもちろん、ネイティブの方が参加しているような英語カフェもあるので、自分のスキルに合わせて選ぶのがいいでしょう。

英語カフェは、オンライン英会話と違って対面で会話しなければいけません。また英語講師と違っていろんな話をしてきますし、こちらの英語に対してシビアな反応をされることも場合によってはあります。英会話教室とは違った緊張感があり、まさに実戦形式そのものを体験できるのが英語カフェのメリットです。

英語コーチングに挑戦してみる

英語コーチングは、ひとりの英会話講師が生徒につき、目標達成まで徹底的につきあってくれる指導サービスです。厳しい指導が入ることもありますが、その分大きなレベルアップが見込めるでしょう。ワンランク上の英語力を手に入れたいなら、検討して損はありません。ただ費用が英会話教室よりも基本的には高いので、どのサービスを利用するか、よくよく吟味することが大切です。

ビジネス英語専用の授業を受けてみる

英会話教室には、ビジネス英語を指導してくれるところもあります。ビジネスにありがちなシーンに対してどんな英語で対応すればいいのか、ネイティブと仕事をする上でどんなことに気をつけたらいいのかなどを学べるので、仕事で英語を使う予定がある社会人の方にはもってこいと言えるでしょう。英会話教室によっては、コミュニケーションだけでなく、ライティングやリーディングの指導もしてくれます。

社会人が英語を学ぶ上でやってはいけないこと

英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

最後に、今紹介したような勉強方法に取り組むにあたって、できれば避けていただきたいことを3つご紹介します。

学習の間隔を空ける

社会人にとって、学習時間の確保は大きな壁でしょう。英語勉強にそんなに時間なんてかけられない!と思う方もいると思います。

大切なのは、少しの時間でもいいのでこまめに英語に触れ、勉強を続けることです。同じ学習時間でも、7日間毎日学習していたのと週1日だけ勉強していたのでは、知識の定着やスキルアップの度合いに大きな差が出てしまいます。

大きくて重たいタイヤも、一度転がし始めたら少ない力で運ぶことができますが、一旦止めてしまうと再度大きな力が必要です。それと同じように、学習を中断してしまうと、もう一度英語に慣れるところから始めなければならず、効率が悪くなってしまいます。

もし、どうしても中断せざるを得ないときは、すぐに再開することを心がけましょう。一回タイヤを止めて、何日も放置すれば、タイヤを動かせたはずの筋力が衰えるもの。勉強するためのやる気が本当に失われないうちに、もう一度始めないと、ますますやる気を戻すための時間がかかるようになります。

自分の身の丈に合っていない学習方法に手を出す

自分の身の丈に合っていない学習方法を選ぶのも、なるべく控えるようにしてください。たとえば、まだ基礎固めが終わっていない段階で、【中級編】である英会話教室に通うなどです。これをしてしまうと、かけた時間のわりに効果が薄いばかりか、会話ができない自分に嫌気が差したり、変な発音癖が身についたりしてしまうことがあります。もし手を出してしまった場合は、「なんかうまくいかないな」と思った段階で、潔く身を引くのも大事です。

学習理由があいまい

英語を勉強するときは、学ぶ理由ははっきりとさせておきましょう。英語を話したいから勉強するという理由でも素晴らしいのですが、英語はあくまでコミュニケーションツール。その英語を使って何をしたいのかまで考えるのがポイントです。

学習理由があいまいだと、気づいたら英語勉強そのものが目標になります。それだと勉強がつらくなったときに、モチベーションを持ち直すのが大変です。ネイティブと話したい、会社で高く評価されたい、あるいは人には言えない理由でもいい(もちろん、人の迷惑にかからないもの)ので、しっかり自分の中に刻んでから始めるのが失敗しないコツです。

まとめ

英語勉強は何からが正解?社会人なら各学習法の【難易度】で選ぶべし

社会人が英語を身につけたいと考えたとき、何から勉強したらいいのか。本記事では、中学英語を勉強して基礎を固めることと説明しました。その上で、段階を追ってさまざまな学習方法を取り入れながら、ステップバイステップで勉強するのが、結果的に早く望む英語力に近づくという話でした。

もちろん、本文でもご紹介したように、最適な勉強方法は人の数だけあります。当サイトでは、他の記事で、また違った勉強方法をご紹介しているので、よければアクセスしてみてください。

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